アルファロメオのエンブレム

アルファロメオの特徴として挙げられるのが、あのエンブレム。十字架とその隣に蛇に飲まれる人のデザイン。この紋章の意味ってなんでしょう?


そもそも、アルファロメオ社。創業時には違う名前だったのですね。「ダラク・イタリア社」この社名が「ロンバルディア自動車製造有限会社」と変わり、この頭文字をとったものが「ALFA」となります。じゃあ、ロメオって誰よ?となりますが、この有限会社を買収したのが「ニコラ・ロメオ氏」。このロメオをくっつけて「アルファ・ロメオ」となりました。


そして気になるデザインの由来ですが、「ALFA・・・ロンバルディア自動車製造有限会社」が誕生した地が北部イタリア・ロンバルディア州の州都ミラノ。このミラノを治めていた「ヴィスコンティ家」の紋章なのです。紋章自体が盾の形をして十字架が入っているように、もとは十字軍遠征をモチーフにされているようです。あの人を飲み込む蛇は十字軍の象徴で、食べられている人は少年。聖地を冒涜する異教徒・サラセン人と言われております。


そして、もう一つ!「クワドリフォリオ」というエンブレムが存在します。これはなんと「四葉のクローバー」!これは優れたスポーツカーのみに取り付けられるエンブレムです。可愛らしいですね。