アルファロメオ そのカラー

外車って高い。購入時のプライスもそうだけど、維持費。そして故障しちゃった時なんて、もう、ホント大変。最近はトヨタでワーゲンの治療ができるようになったり、いろいろと便利になったけれど、お金がかかるのは確か。お金・・・このシビアな問題を飛び越して、外車に惹かれる理由ってなんでしょう?デザイン、性能、希少性・・・。日本車にはない魅力がたくさんあるけど、最初に目に映るのがボディカラー。最近、よーやく日本車も原色だけじゃなく、ニュアンスカラーを取り入れてきてるけど、ちょっと前まではつまんなかった。そんな中で外車のボディの綺麗なことよ。プジョーのブルーなんて、本当に綺麗。人間て、綺麗なモノに目が留まるから、美しい色の外車が目立つのは当然のことかも。


日本車だとピンとこないけど、外車ってそのメーカーを表す色が決まっているらしい。「ナショナルカラー」って言うそうな。イタリアのカラーは赤。(モータースポーツでのカラーです。それ以外ではイタリアは青。サッカーを見れば一目瞭然。)確かにフェラーリアルファロメオのイメージは赤ですね。アルファのカタログで赤を指す色名も、「アルファ・レッド」と言われています。カラーがそのメーカーを表しているんだから、綺麗な発色も当然かも?!

アルファロメオのエンブレム

アルファロメオの特徴として挙げられるのが、あのエンブレム。十字架とその隣に蛇に飲まれる人のデザイン。この紋章の意味ってなんでしょう?


そもそも、アルファロメオ社。創業時には違う名前だったのですね。「ダラク・イタリア社」この社名が「ロンバルディア自動車製造有限会社」と変わり、この頭文字をとったものが「ALFA」となります。じゃあ、ロメオって誰よ?となりますが、この有限会社を買収したのが「ニコラ・ロメオ氏」。このロメオをくっつけて「アルファ・ロメオ」となりました。


そして気になるデザインの由来ですが、「ALFA・・・ロンバルディア自動車製造有限会社」が誕生した地が北部イタリア・ロンバルディア州の州都ミラノ。このミラノを治めていた「ヴィスコンティ家」の紋章なのです。紋章自体が盾の形をして十字架が入っているように、もとは十字軍遠征をモチーフにされているようです。あの人を飲み込む蛇は十字軍の象徴で、食べられている人は少年。聖地を冒涜する異教徒・サラセン人と言われております。


そして、もう一つ!「クワドリフォリオ」というエンブレムが存在します。これはなんと「四葉のクローバー」!これは優れたスポーツカーのみに取り付けられるエンブレムです。可愛らしいですね。